Agroecology

Slow Food promotes agroecology as a keystone for preserving biodiversity and natural resources, for preserving traditional landscapes as a source of cultural identities, for dealing with climate change and for giving back agriculture and farmers their central role in the agrifood system and for ensuring access for all to a nutrient-rich diet that is respectful of cultures and environments

Through the application of the principles of agroecology, the aim is to produce food in adequate quantities, integrating ecosystem services as fundamental elements in the development of production without resorting to the attempt to replace nature with the application of synthetic chemical fertilizers and pesticides or technological solutions that do not take care of the complexity of the ecosystem and that, on the contrary, can lead to an alteration of its balance both from a social and environmental point of view (Altieri and Nicholls, 2020).

One of the most interesting aspects of agroecology is the awareness that an agroecosystem is not influenced and determined exclusively by biological or environmental factors but also by important social factors (the involvement of local communities, for example, and the cultural context or the producer-consumer relationship), which require that the production system must be interpreted not only from an agronomic point of view but also from a much broader perspective. Agroecology cannot be defined exclusively as a scientific discipline or as a social movement or even as an approach to agriculture. It is, rather, a concept that intersects with all three. Therefore, engaging with sustainable agriculture means addressing its socioecological nature and understanding that agriculture produces social, cultural and ecological landscapes.

Campaigns

Press releases

「私たちは各国政府に「食料」を政治議題の中心に据えるよう求めます。食料は、すべての人にとっての基本的人権であり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成し、サステナブルな未来を構築していくためのの重要な要素だからです。」

12 Set 2024 | Japanese

今月末に迫ったG7に際して、スローフード会長のエドワード・ムキービ氏とスローフード・イタリア会長のバルバラ・ナッピーニ氏は、このような共同声明を発表しています。同期間(9月26日から30日)に開催されるテッラ・マードレ・サローネ・デル・グストには、世界120か国以上から3,000人を超える Good, Clean and Fair な食料を生産している生産者が一堂に会します。 「世界は現在、多くの危機に直面しています。無限の成長を追求するグローバル経済のもとで、利益を追いすぎて、過剰な生産や廃棄が進み、結果的に自然環境や生物の多様性が損なわれています。このしくみでは、市民の幸福や持続可能な未来は実現できません。スローフードは、自然との関係を再構築し、アグロエコロジーを実践するという提案こそが未来のためになると考え、即時に行動が必要なテーマをいくつか特定しています」(ムキービ会長とナッピーニ会長)。 「すべての人に Good, Clean and Fair な食料へのアクセスを保証するための10のポイント」という文書も、農業大臣とその秘書官に提出されます。 具体的には、スローフードは各国政府に以下を求めます: 土壌や生物多様性を保護し、世代交代を促進するアグロエコロジーの実践を行う農場を支援すること。 動物を尊重し、辺境地帯を守る農民を支援すること。 すべてのレベルの学校で食育を義務化し、新鮮で地元産の質の高い製品を基にした集団給食サービスを推進し、食品廃棄物を減らすこと。 食品供給の流れを再構築する拘束力のある政策を実施し、消費者に透明で完全な情報を提供し、公共の食品調達には最低限の持続可能性基準を設定し、直接販売と農民市場を支援すること。 土壌と消費者の健康を尊重する方法で食料を生産する農民が、公正な価格を設定することを可能にするために必要なすべての政策を実施すること。 すべてのGMOを規制し、適切なリスク評価を行い、消費者に対して供給チェーン全体で透明性と追跡可能性を確保すること。 移民を真に統合する政策を実施すること。 すべての人々の食料主権を保証し、西洋の食料システムのネガティブな部分を輸出しない経済および貿易政策を支援すること。 小規模沿岸漁業を支援し、世代交代を促進すること。 食品システム全体で、プラスチック包装を最小限に抑えるための強制措置を講じること。   アグロエコロジーとスローフードからの提案 アグロエコロジーは、食料システム全体を生態学的、社会文化的、技術的、経済的、政治的な観点から総合的に捉える学問です。これは工業的な農業プロセスに代わる持続可能な選択肢であり、国際的な報告書でも食料システムの変革の重要な推進力とされています。 アグロエコロジーの目的は、農民の力を強化し、食料主権と食料安全保障を確保することです。また、持続可能な方法で全ての人に健康的な食事を提供する強力な食料システムを設計することを目指しています。 「私たちはアグロエコロジーの解決策を実施し、農業に対する代替アプローチが可能であることを証明することを約束します」(ムキービ氏とナッピーニ氏)。 さらに、「今日、私たちはスローフード・ファームを立ち上げ、アグロエコロジーの原則に基づいてGood, Clean and Fair な食料を生産する最大のグローバルネットワークを目指します。これらの農場は、スローフードの哲学に基づき、コミュニティを支援し、地球を尊重し、地域経済を強化する栄養豊富な食料を提供します。これにより、農民の生計を向上させるだけでなく、公正な補償と長期的な経済的安定性を確保します」と、ムキービ氏は説明します。 「スローフードは、これらの農民の声を増幅し、活動家、シェフ、消費者、職人、漁師、そして長年運動を支援してきた農民などのグローバルなコミュニティを繋げていきます」。 バルバラ・ナッピーニ氏も、「誰しもが平和と繁栄の生活を送る権利を持っています。だからこそ、私たちは約40年間にわたり、すべての人にGood, Clean and Fair な食料へのアクセスを保証ためのプロジェクトに取り組んできました。利益を追求するのではなく、生物多様性、土壌の肥沃度、自然資源を保護する考え方に変えていかなければなりません。この変化の中心には、「食育」があります。すべてのレベルの学校で義務化されるべきです。さらに、各国政府に対して、人々の食料主権を尊重するよう求めます」と続けます。 スローフード・ファームは、今回のテッラ・マードレの目玉でもあります。特設会場では、このプロジェクトとその5つの主要分野が紹介されます。「アグロエコロジーの原則を実践に移し、良い影響をもたらしているプロジェクトを展示します」と、ムキービ氏は締めくくります。 スローフード・ファームのプログラムを確認すにはここをクリック: https://2024.terramadresalonedelgusto.com/en/the-agroecology-space-we-cultivate-nature-2/ スローフード農園についてもっと知る: https://www.slowfood.com/slow-food-farms/ スローフード、トリノ市、ピエモンテ州が主催し、農業・食料主権・森林省、観光省、環境・エネルギー安全保障省、外務・国際協力省の後援のもとで開催されるテッラ・マードレでは、国際的に著名な人物や活動家、生産者の証言を交え、G7大臣に提出された文書の核心にある問題を、600以上の講演、会議、テイストワークショップ、学校や家族向けの教育活動を通じて探求します。詳細はこちら。...

食料システムの変革を決意した人々を

27 Ago 2024 | Japanese

教育はアグロエコロジーへのシフトを後押しする原動力   9月26日から30日まで、イタリアのトリノにあるドーラ公園で開催される「テッラ・マードレ2024」。世界120カ国以上から集まったスローフードの代表や、食料システムを変革しようとする活動家たちが一堂に会します。 スローフードは、気候変動と食料システムの危機に対する解決策を考える上で、「多様性」「コミュニティ」「シナジー」「正義」「知識」という5つのキーワードを掲げています。前回のプレスリリースでは多様性 そして正義についてお伝えしました。今回のテーマは「知識」です。   <知識>   気候変動の危機は、もはや誰も無視できない現実となっています。人類が生き残るためには、私たち一人一人が行動し、変革を起こす必要があります。アグロエコロジーは、その変革を実現するための有効な手段のひとつです。アグロエコロジーの実践は、生物多様性を保全し、食料の安全性を高め、環境への責任を果たすことに繋がります。教育は知識を生み、その知識が行動を生み出し、変革へと繋がっていきます。こうした知識を共有し、新たな知識を共に創り上げる機会を提供することは、スローフードの重要な役割のひとつです。   「自然から学び、互いに学び合う」。テッラ・マードレは、その絶好の機会です。 ドーラ公園には、代表団や来場者がアグロエコロジーを学び合い、経験を共有できるエリアが設けられます。ここでは、食料主権や農地でのアグロエコロジーの実践に関する討論や、知識の共創に関するワークショップ、スローフードネットワークの成功事例の紹介が行われ、参加型プロセスを通じた実践的なツールや方法論が学べます。また、ブラジルのセアラ州の領土保護に関するケーススタディや、水資源の共同管理についてのフォーラムなど、さまざまな知識を得られる場も用意されています。詳細なプログラムはこちらをご覧ください。       渡辺めぐみ氏(スローフード日本代表理事)のコメント: 「自然の中で学ぶこと、自然と共に学ぶことは、私たちを再び地球と繋ぎ、環境に対する関心と好奇心を呼び起こします。私たちは食べ物の価値を理解し、何を食べるかについて、食べる者としての責任を持った選択をするために、食べ物とその農業的・社会的・経済的背景との繋がりを再発見する必要があります。テッラ・マードレに参加することで、Good, Clean and Fairな革命を推進するための新たな知識と熱意を得て帰国できるでしょう。」   テッラ・マードレにおける教育と知識の共有は、他にもさまざまな形で行われます。 例えば、重要な農業資源である種子に関するカンファレンス(人権、食料主権、気候変動:先住民の声に耳を傾ける)や、土壌に関するカンファレンス(生命のトライアングル:ブドウの木、動物、そして土)、そして水に関するカンファレンス(私たちが望む未来:若者たちが水辺のベストプラクティスを共有)などが開催されます。また、アグロエコロジーに関する多様なアプローチ(アグロエコロジー:レジリエントな未来を拓く)、生物多様性を高めることに関するカンファレンス(私たちの食は私たちの健康:生物多様性が地球を救う)、食料安全保障の改善についてのカンファレンス(最前線で未来を切り開く先住民の女性と若者たち)、また、責任ある環境保全の促進、あるいは野生資源採集の文化的意義や栄養的利点、野生資源を持続的に収穫するための革新的な方法といったトピックについてのカンファレンスも開かれます。   さらに、セッション「私たちの目で、私たちの手で、私たちの声で...教育:未来への実験ラボ」では、スローフードの国際教育プロジェクトが紹介されます。教育にはさまざまな形があり、学ぶことだけでなく、若者たちが創造性を発揮し、自らの手で未来を想像する機会を作ることもその重要な一面といえるでしょう。   また、食料システムの変革を目指して、スローフードの活動家たちが各地域でどのように食料主権と自治を推進してきたかを共有する場も設けられます。「私たちが望む未来"」では、若者たちが都市部、低地、高地、水辺でのベストプラクティスについて話し合います。     試食体験「森の採集とその先へ」では、キノコやドングリなどの野生植物の採集をテーマに、地元の資源を尊重し、それを美味しい料理に仕上げるための知識が交換され、調理実演が行われます。   テッラ・マードレでは、遊びながら食べ物について考え、質問に答える脱出ゲームが設置されます。「Beautifood」プロジェクト( あなたはどんなヨーロッパを望みますか?一緒に変化を起こしましょう! )の一環として行われ、集約的畜産が天然資源とサステナビリティにどのような影響を与えるのか、食料サプライチェーンをより持続可能なものにするための工夫や、食品廃棄の現状について考える機会が提供されます。 また、マーケットは、スローフードネットワークの生産者たちが自身の商品を販売するだけでなく、知識やアイデアを共有する場でもあります。今年は、世界中から180以上のプレシディオが参加し、在来種の家畜や地元の果物・野菜、伝統的な製法で作られたパン、チーズ、肉製品、菓子などを守るために日々活動する小規模生産者たちが集まります。彼らは、伝統的な生産技術や工芸品を継承し、環境と共にある生産活動を実践し、それを伝えるためにマーケットに参加します。...

欢迎参加第一届 Terra Madre Americas

23 Abr 2024 | Chinese

本次活动由慢食运动 (Slow Food) 和 VisitSacramento 筹备,将于 5 月 17 日至 19 日在美国萨克拉门托举行。 慢食运动是一个旨在确保人人享有优质、清洁、公平食品的全球性运动,Visit Sacramento 是一家旅游目的地营销组织。第一届 Terra Madre Americas 国际活动由慢食运动和 Visit Sacramento 合作筹备,通过特定主题的视角,探讨食品如何与我们生活以及环境的方方面面相互关联,同时,对气候危机、社会公证、餐饮体系涉及的教育问题予以特别关注。首届活动代表了 Terra Madre Americas 未来几年的发展方向,整个美洲大陆和许多社区都将积极参与其中。 本次活动的目的是透过现象,探讨食品如何与我们生活和环境的方方面面产生相互关联,并对餐饮体系涉及的气候危机和社会公证问题给予特别关注。首届活动会将拉丁美洲及其食品生物多样性作为焦点主题,介绍当地产品和当地为未来保存资源、保护环境而采取的实践措施。活动参与者将深入这些地区,探索、品尝当地产品,聆听专题研讨会并与代表们会面。 “今年,我们慢食协会将庆祝 Terra Madre 成立 20 周年。Terra Madre 作为一个全球网络,将来自世界各地的社区联结在一起。9 月底,在意大利举行的 Terra Madre Salone del Gusto 中,这些国际代表团将成为活动主角,”全球慢食协会北部地区总监 Elisa Demichelis 这样评论。“在意大利举办的活动将秉持全球视野,而在萨克拉门托举办的 Terra Madre Americas 则会成为一个完美契机,引导人们关注拉丁美洲丰富的食品、生物多样性和当地社区。” 活动将通过实体空间和内容来呈现上述主题,并特别关注拉丁美洲和加勒比地区的生物文化领地、慢食咖啡联盟...