先住民、移民、若者らの声を テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストで

03 Aug 2018 | Japanese

ピエモンテ州、トリノ市との協力の下にスローフードが企画する、食文化を主題とする最も重要な国際イベント「テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト」が、2018年92024にかけてイタリア-トリノで開催されます。140ヶ国から5,000人を超える代表者、800以上の出展者、300のスローフード・プレシディオ、500のテッラ・マードレの食のコミュニティがトリノに集います。

Food for Change”は今年の第12回大会を導くテーマ。これまでにも増して、「人」と、誰もが取り組める「変化」に焦点が当てられる予定です。IFAD(国際農業開発基金)の支援により実現するテッラ・マードレ・アリーナは見どころの一つです。

テッラ・マードレ・アリーナはスローフードによる様々なネットワークが一所に集合する舞台となり、世界規模の活動が長年取り組んできた、危機的な問題について探索する場になるでしょう。5日間の会期中に、アリーナでは50以上のイベントが予定されています。

先住民

先住民は世界で最も重要な、多様性の管理人です。地球上の農生物多様性の67%が彼らの土地に集中しているのです。先住民コミュニティや彼らの伝統的な食料システムをサポートすることは、世界の生物多様性保存における極めて重量な見地です。彼らの、しばしば軽んじられる知識は、気候変動や食料不足、不平等といった地球規模の問題に取り組む上で必要不可欠です。テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストで60以上の国々から300名を超える先住民代表者らの出席を得られることは、大変大きなメリットです。アリーナにおいては 先住民テッラ・マードレ (ITM)ネットワークにより企画されるフォーラムが、先住民のホリスティックなアプローチを評価し、スローフード運動全般との連携を固いものにしながら、先住民による食料生産システムの保護・促進を緊急に行う必要性について強調します。イベントカンファレンスでは次の4つのメインテーマがフォーカスされます: 変化の主体としての女性土地の権利変化の牽引役としての若年先住民、そして先住民シェフ920、先住民ネットワークのプログラムは伝統儀式に始まり、そして近年2年間のネットワーク管理戦略成果について発表を行うことで、意見共有と、来るイベントについての議論を容易化を図ります。国際スローフードにおいて先住民ネットワークの審議員を努めるNicolas Mukumo Mushumbi氏(コンゴ民主共和国)、Denisa Livingston氏(USA)両名の出席も予定されています。プログラム全般の閲覧はこちらから。

移民 

移民はテッラ・マードレ・アリーナの主要テーマのうちの一つです。異なる33ヶ国から200名以上の移民代表の出席が見込まれており、気候変動に起因する移住現代式の奴隷国際発展における移民、社会的統合の手段としての食、など多くの課題について議論が交わされる予定です。古来からの伝統の復古、協力の関係、知識の共有、参加の精神は、イタリア、ヨーロッパほか世界で苦境から立ち直る移民コミュニティを築く上で、また、彼らが犠牲者ではなく変化のための進行役であるという、移民に対する社会の認識を変えるための戦略的な要素にほかなりません。Recipes of Dialog (対話のレシピ 9236:00 p.m. – トリノリンゴット国際会議場) は、LVIA, Slow Food, Renken, Colibrì, Panafricando, Asbarl、ピエモンテ州とトリノ市による共同イニシアチブで、イタリア開発協力機関(AICS)の経済支援により実現する一例です。こうしたトピックは他にも、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト開催中にアリーナとトリノ市内近隣のサン・サルヴァリオ地区の間で開かれる、地中海料理の国際フェスティバルにおいても扱われることでしょう。生物多様性、文化、レシピの滝つぼ、いわゆるMare Nostrum (我らが海 9204:00 p.m.トリノリンゴット国際会議場)では、地中海の発展と受け入れの新しいモデルを促進すべく、豊かさの全てが祝賀される予定です。プログラム全般はこちらからご覧ください。

若者

これまでに100ヶ国から600名の若き代表者らがトリノへのフライトを予約していますが、この数はこの先数週間でさらに増えるものと見込まれています。このうち10名の代表者は、イタリアの有名なサイクリングツアーにちなんで名付けられた素晴らしい旅、ジーロ・ディ・SFYN に参加することを決めました。彼らは9月6日に自転車でオランダを出発し、11日間9ヶ国を通過、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストの開会に合わせて、トリノまで1,250kmに及ぶ行程(累積標高差10,000m)を辿ります。道すがら、おいしくきれいで正しい哲学を広めながら、地元生産者やネットワークメンバーの元を訪ねる計画です。スローフード・ユース・ネットワークの国際コーディネーター、ヴァレンティーナ・グリッティはこう話しています 「私たちがジーロ・ディ・SFYNの実施を決めたのは、私たちに当てはめられた境界の外側に目を向けたいと思ったからです。サイクリングは、場所と場所の間にある距離や空間を改めて観察させてくれます。(飛行機で)飛ぶのは持続不可能な旅の仕方ですから、環境にも配慮したい、というメッセージも当然ながら発信していきたいです。多くの場合、代替手段は可能なものです」。ひとたびトリノに着いたなら、若き代表者らはスローフード・ユース・ネットワーク (SFYN)に充てられたスペースに集合し、様々な課題について議論したり、学んだり、良い事例をシェアしたり、ネットワーキングしたり、何より皆で楽しむことでしょう。コネクションエンパワーメントは、ワークショップ、円卓会議、カンファレンスを含むあらゆる活動に共通するテーマです。毎朝のヨガセッションに始まり、プログラム(こちらから閲覧可能)は大変豊かなものになるでしょう。アリーナスペースと同様に、SFYNのプログラムのいくつかは食科学大学スタンドにおいても開催されます。

テッラ・マードレのテーマフォーラムはネットワークの代表者らによって進行されるもので、空席がある限り一般来場者の参加が可能です。

テッラドレサロデルグスト 2018 広報担当

スローフード, +39 329 83 212 85 [email protected] – ツイッター: @SlowFoodPress

ピエモンテ州, +39 011 432 2549 – [email protected]

トリノ市, +39 011 011 21976 – +39 342 1100131 – [email protected]

プレス認定のリクエストはこちらをクリックしてください。

 

テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストトリノ市スロピエモンテ州がMIPAAF(イタリア林水)同開催します。この実現にあたっては、以下多くのスポンサーからの支援を得ています。オフィシャルパトナGLEvents-Lingotto Fiereリンゴット国議場 GLEvents, IREN, Lavazza(ラヴァッツァ), Lurisia(ルリジア), Parmigiano Reggiano(パルミジャーノ・レッジャーノ), Pastificio Di Martino(パニフィチョディマルティ), Quality Beer Academy(クオリティビアアカデミ)サポ:Compagnia di San Paolo(コンパニディサンパオロ), Fondazione CRT-Cassa di Risparmio di Torino(トリノ行基金), Associazione delle Fondazioni di origine bancaria del Piemonte(ピエモンテ行基金), Coldiretti(イタリア農業組); 寄付IFAD(際農業開発基金), Unione Europea(欧州) ,CIA(イタリア農業同盟)

 

スローフード は、食べる人に、それらを育てる人に、地球に良い食べ物に、誰もがアクセスし楽しむことのできる世界を描く、草の根運動組織です。160を超える国々から、数多くの活動家、シェフ、専門家、若者、農民、漁師、学術関係者がスローフードに加わっています。

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