サローネ・デル・グスト2008 —日本関連イベント—

サローネ・デル・グストには、伝統豊かなこの重要な国が参加しています。

味覚のワークショップ―専門家、生産者、耕作者、職人、ブドウ栽培者の卓越した生産技術を知ってもらうために、試食を交えつつ、彼らから直接に説明を受ける企画です。
• 23日(木)15:00　自然酒「五人娘」
有機米とそれを原料とした麹のみを用いて醸造された「寺田本家」の自然酒は、豆腐の味噌
漬け、ひじきの酢の物、チーズ、野菜の粕漬けとともにご賞味いただけます。LS004
• 24日(金)18:00　チーズと日本酒　　　イタリア、アルト・アディジェ州ヴァルナの生産者、ハンズィー・バウムガルトナー氏のチーズと日本の文化である緑茶や日本酒が交流します。玉露に加え、「達磨正宗」や「寺田本家」の日本酒ラインナップをお楽しみいただけます。LS037
• 26日(日)12:00　ジャパン・デイ　ここでは鮨を離れて、珍しいおつまみといえる海の味覚「エタリ(カタクチイワシ)の塩辛」や大地の味覚「漬け物」を日本酒や有機栽培の緑茶と一緒に味わえます。LS081

味覚の劇場―60席の階段状のスペース、その先にある舞台上で、国際的な名声を誇るシェフ達が入れ替り立ち替り、素晴らしい料理を皆様の目の前で作り出します。
• 25日(土)18:00　鮨と巻き
　 初めていくらの軍艦巻きを生み出した「銀座 久兵衛」から、今田洋輔氏が極上の鮨で皆様を
もてなします。また、鮨とイタリア・ワインとのコラボレーションにも注目です。TSA10

晩餐へのいざない―20を数える晩餐が、トリノ市内のリストランテや、ピエモンテ州の貴族の邸宅、お城で開催されます。
• 26日(日)20:30　ビッグ・イン・ジャパン (Big in Japan)　
東京の「割烹 津やま」の岩島弘政氏が、伝統的な日本料理を提供します。独自かつ簡潔で
ありながら、その素材の味わいを驚くまでに追求した品々は、フランス、アルザス地方のワ
インとともにご賞味頂けます。AT15
会場：レ・メリディエン・アートカフェ (Le Meridien Art Café)
住所：トリノ市、ヴィア・ニッツァ 230 (Via Nizza, 230, Torino)

プレシディオ―オーバル会場内では、世界の地域毎に分けられた各ブースで、スローフードから保護すべき食品と認定されたプレシディオが展示されます。日本からは「雲仙こぶ高菜」が出展されています。
アブラナ科に属する「雲仙こぶ高菜」は、長崎県島原半島に位置する雲仙市吾妻地区の在来品種です。その味の良さから、1950年代に急速に広まりましたが、収量の少ないことから栽培は下火となり、近年では、ほとんど栽培されなくなっていました。そこで、生産者、加工者、さらに地域自治体が一体となり、「雲仙こぶ高菜」の再生プロジェクトを立ち上げ、同地域のアイデンティの一つとして、また、地元特産物の一つとするために活動を続けています。

テッラ・マードレ

食のコミュニティの出会いの場であり、サローネ・デル・グストと結びついたイベント
「テッラ・マードレ」、この重要なイベントに日本から多くの方が参加します。

テッラ・マードレに参加する日本の食のコミュニティ
(耕作者、畜産家、漁師、農産物分野における職人的生産者)

短角牛：いわて短角和牛（いわいずみ短角牛）生産・流通・研究グループ
北海道短角牛：北海道の短角牛コミュニティ（北海道スローフード・フレンズ帯広）
長澤農園：京都太秦　長澤農園（JAS有機生産物）
あんず：長野県千曲市森の杏　西村農園　宮城商店
佐賀古代米：佐賀県葦農会生産グループ
安家地大根：安家地大根保存会
ゆうこう：長崎県長崎市　ゆうこうコミュニティ
種取り：雲仙種取コミュニティ
宮崎綾：宮崎綾コミュニティ
埼玉日本農園：Saitama Organic Community
エタリ塩辛：長崎県雲仙市南串山　橘湾のエタリ（カタクチイワシ）の塩辛生産者
堂上蜂屋柿：岐阜県美濃加茂市蜂屋町　美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会
小桜えび： 播磨地方で生産される農産物、水産物、畜産物の加工者グループ（食・地の座）
雲仙こぶ高菜：雲仙種取コミュニティ
かまぼこ： 播磨地方で生産される農産物、水産物、畜産物の加工者グループ（食・地の座）
福島酒米：スローフード福島
粟国の塩：（株）沖縄海塩研究所

*９月２５日現在の参加予定コミュニティ

さらに、８名の調理人、６名の大学関係者に加え、若者を対象としたユース・フード・ムーブメントから15名の学生が日本から参加します。(９月２５日現在)