スローフードインターナショナル日本オフィスとスローフードユースネットワークは、この度、アジアで活躍する若い世代の食の専門家(生産者・料理人・活動家・研究者等)50 名を中心に、食に関心のある消費者等が全国から集まり、2020 年における食のあるべき未来像を描く「We Feed The Planet in Japan 2017」を神戸市にて開催します。「食都神戸2020」推進の一環として、神戸市の農漁業や飲食業の活性化、食文化の向上を目指し、平成28 年度から連携を進めている事業の一環として、神戸に「食のプロフェッショナル」が集まる機会として開催されます。これは、アジアで初めてのイベントで、2015年のイタリアのミラノ市で開催されて以降、世界でも2 回目の開催になります。
1.We Feed The Planet in Japan 2017 とは
(1)趣旨
アジア各国や日本各地から集まった若い世代の食の専門家(生産者・料理人・活動家・研究者等) 50名を中心に、食に関心のある消費者や、神戸で活躍する食の関係者等が、ワークショップやパネルディスカッション等を行います。それぞれの専門的知見を掛け合わせながら、2020 年の食についてあるべき未来像を描きます。
(2)一般公開プログラム概要
日時 平成29 年11 月3 日(金曜)10時~17時
場所 デザインクリエイティブセンター神戸(兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4)
参加者 食の専門家、一般来場者等
費用 一部プログラムのみ有料
主催 スローフードインターナショナル、スローフードユースネットワーク
共催 神戸市、あいな里山公園
その他 11月4 日(土曜)、5日(日曜)の2 日間は、「あいな里山公園」で、代表メンバー(食の専門家)のみが参加する限定プログラムを実施します。
2.一般公開プログラムテーマ
(1)パネルディスカッション・講演(事前申込不要)
①テーマ:いまだからこそ、手を取り合いたい。~スローフードでの連携が生み出す創発~
登壇者: ロート製薬 取締役会長 山田邦雄氏
大日本水産会 事業部長 木上正士氏
メノコモシモシ 代表 多原良子氏
神戸酒心館 副社長 久保田博信氏
②テーマ:「食で世界は変えられる」
登壇者:世界のごちそう博物館 代表 本山尚義氏
③テーマ:顔さえみえていればいいのか。~食の透明性の本質を探る~
登壇者: ビビットガーデン 代表取締役社長 秋元里奈氏
宮内舎 代表 小倉健太郎氏
Farming Fund 編集者(韓国) Sinae Jang 氏
サイヤードファーム&キッチン 農場主兼シェフ Stacey Givens 氏
④テーマ:真っ赤な海を切り拓く~食の社会起業・六次産業化が生き残る道~
登壇者: トマトアトリエ キムインソン氏
Akha Ama Coffee 代表 Ayu Chuepa 氏
ナチュラリズムファーム 代表 大皿一寿氏
WORLD BREAKFAST ALLDAY 柴田智子氏
⑤テーマ:新技術で人の腹は膨れるか~テクノロジーで進化する一次産業~
登壇者: Cultivera LLC Founder&CEO / 農業生産法人POMONA FARM
代表取締役 豊永翔平氏
Three Little Birds 齋藤超氏
Arumdalu Lab(インドネシア) Albert Arron 氏
Cal-farm Kobe 代表 大西雅彦氏
イコム 邦高柚樹氏
⑥テーマ:おいしくない旅は、つまらない。~華やかで険しい「食×ツーリズム」の道~
登壇者: NOTE 取締役 星野新治氏
ワインツーリズムやまなし 大木貴之氏
ハウスサンアントン 片桐健策氏
御所坊 金井ラミア氏
⑦テーマ:やっぱり「食」は華やかで~まちづくりと食との関係性を改めて紐解く~
登壇者: 神戸市経済観光局農政部農水産課 食都神戸担当係長 山田隆大
Food Hub Project 支配人 真鍋太一氏
スローフード三浦半島 小野寺愛氏
リソース・コーディネーター 友廣裕一氏
⑧テーマ:「ちょっと一言いいですか?」~今の学生が考えていること~
登壇者: ぶさいく・べじたぶる~ぶさべじ~ 代表 久保陽香氏
ゆとりの。 代表 岩本拓真氏
慶応義塾大学 菅田悠介氏
⑨テーマ:価値がわかりにくいなら、新しくつくればいい~フードロスからアップサイクルへ~
登壇者: アクタス 飲食事業部長 河合祥太氏
コークッキング 代表取締役CEO 川越一磨氏
FARM CANNING 代表 西村千恵氏
弓削牧場 弓削太郎氏
(2)ワークショップ(事前申込必要)
①テーマ:味覚のがっこう
講師:スローフード三浦半島
定員:30 名(参加条件 小学生以下の子どもと同伴者)
②テーマ:集え、料理人。アジアのガストロノミーの在り方with 生江史伸
講師:L’effervescence 料理長 生江史伸氏
定員:30 名(参加条件 料理人であること)
③テーマ:足立醸造プレゼンツ6 種の醤油テイスティングワークショップ
講師:足立醸造 工場長 足立裕氏
定員:30 名(参加費 1,000 円)
④昆虫食を、デザインする
講師:昆虫食のentomo 代表取締役 松井崇氏
定員:30 名(参加費 1,000 円)
⑤カレーだけじゃない。インドの発酵食ワークショップ
講師:Kumud Dadlani 氏
定員:24 名(参加費 1,000 円)
⑥タイコーヒー・五感カッピングワークショップ
講師:Akha Ama Coffee 代表 Lee Ayu Chuepa 氏
定員:25 名(参加費 1,000 円)
⑦すこやかな暮らしと日本の薬草~ブレンドティワークショップ~
講師:TABEL 代表 新田理恵氏
定員:18 名(参加費 1,000 円)
※参加は、https://www.sfynjp.org/よりお申し込み下さい。
3.スローフードインターナショナル(SFI)とは
「おいしい、きれい、ただしい」という食の哲学に賛同する100万人を越えるネットワークを持ち、160 ヶ国以上の活動家、料理人、専門家、若者、生産者、漁師、学術関係者らから構成される団体です。
≪SFIの主な活動≫
・味の箱船プロジェクト(Ark of Taste):地域固有の農水産物や伝統食を登録
・食の情報発信:世界中の会員へ地域に根ざした食やアグリツーリズム等を伝達
・Terra Madre:地域固有の農水産物や伝統食を未来へ継承する為に生産者、料理人、研究者、活動家等が集まる国際会議・展示会を開催
4.Slow Food Youth Network とは
おいしくて、きれいで、ただしい食べ物を守る、持続可能な食環境を実現するというSlow Food の理念に賛同し、「食」をテーマに活動している主に30歳以下の夢と志と行動力をもった生産者・研究者・社会人・学生の集まりです。2004 年にヨーロッパを中心に活動が始まり、現在は40 ヶ国以上に広がっています。日本では、2014 年に発足し、海外とも連携しながら、大小のイベントを企画し、活動しています。2016 年には、ネットワークが「神戸」を始め、「京都」「沖縄」にも広がっています。
5.「食都神戸2020」とは
神戸は、日本の中心部に位置し、田園地域と瀬戸内海に囲まれた農漁業地域であるとともに、港町として交易を中心に栄えてきた経緯から、他の都市では見られない独自の多様な食文化が醸成されています。2015 年から、この神戸のポテンシャルを活用し、食を軸とした新たな都市戦略「食都神戸2020」を掲げ、世界に誇る食文化の都の構築をすすめています。2020 年、神戸市が新しい食文化の発信地として、食で賑わい、世界中から注目される街になることを目指します。
◆関連リンク ・イベント詳細: http://www.sfynjp.org
・スローフードインターナショナルホームページ: https://www.slowfood.com
・食都神戸2020 ホームページ: http://www.gastropoliskobe.org/ja/